0。/ 白いアトリエ

物静かな少女がしゃがみこんでいた

僕は君に「どうしたんだい?」と尋ねたんだ


すると君は黙ったまま泣き出したんだ

どうやら自分の存在の意味を


知って欲しいらしい。


「透明人間」そう呼ばれていた

私の存在に気づいてくれたの…?


ずっとずっと、ずっとずっとずっと

私は一人ぼっちの毎日を歩んでいた…


君から見た「僕」

僕から見た「君」は随分と違って見えて


君の気持ち

僕の気持ちがすれ違って交わらない。


見えない…見えない…見えない…見えないから

姿形が見えなくても私はここにいるんだよ。


言えない…言えない…言えない…言えないから

空気のような存在でも私は確かにここにいるよ…


諦めなければ夢が叶う…あれは嘘だ。

そんなの綺麗事であってなんの保証も無いでしょう?

でも、夢が叶っている人は1度も諦めなかったの…現実が真っ暗な暗闇だったとしても


僕が君の「道」を照らす光になるから近くにおいで、

消えたい…消えない…思いは膨らむ

あなたの心の中が見えて、涙が溢れた


消えたい…消えたい…消えたい…消えたいの

泣きたい時は泣けばいいんだよ?

我慢なんてしなくていいの。


癒えない…癒えない…癒えない…言えないから

このまま消えて無くなりたいの私をそのまま「0」に戻してよ…


曇り空で星が隠れても僕が代わりに花火を上げるから真っ暗な悲しい空を君に見せたくないから…


見えない…見えない…見えない…見えないから

姿声が聞こえなくても私はここにいるんだよ?


言えない…言えない…言えない…言えないから

空気のような存在でも私は確かにここにいるよ。


愛してよ。気付いてよ。

泣きたい時は泣けばいいよ。我慢なんてしなくていいよ。

察してよ。傷付いても。

あれ?なんでだろう両目から涙が溢れて止まらない。

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